XML言語というプログラミング言語を使用して、オリジナルの売買ストラテジーを構築出来るのが最大の特徴。
その点においては、マウス操作のみで検証作業を行える、検証くんやパイロンとは、全く異質の存在である。難易度は検証くん、パイロンよりも高いものの、自分でプログラムを構築できることから、自由度は高いといえる。
2007年11月現在、実質シェアウェアという形での提供となっており、開発元(岡嶋大介氏)によるサポートは終了している模様。
・価格が安い
オメガチャート(omegachart)本体については、無料で使用することが出来る。
検証作業を行う場合は、1996年からのデータについて5000円を支払って入手することになる。これは、他の有料システムトレードソフトと比較すると、圧倒的な安さであり、メリットの一つといえるだろう。
・ストラテジー構築の自由度が高い
オメガチャート(omegachart)は自分自身でプログラムを書くことが出来るため、検証くんやパイロンと比較してストラテジー構築の自由度が高いといえる。
しかし、自分でプログラムを書くのは、それなりのスキルが必要とされる上に、自分で書いたストラテジーが、キチンと動作しているかどうかを検証する必要がある。
それに比べて、検証くんやパイロンは、50種類以上のテクニカル指標が、マウス操作だけで使用可能なため、どちらが優れているかは、一概には言えない。
私は、実際のトレードを行う上で、検証作業に間違いがあってはならないと考えているし、自分オリジナルの全く新しいテクニカル指標を考えたところで、それが有効に機能するとは考えていない。むしろ、さきほど見たようにシンプルなテクニカル指標でも十分利益が得られると考えている。
しかし、独自でプログラムを組みたいと考えるトレーダーにとっては、オメガチャート(omegachart)のように自分でプログラミングを行い、自由度の高い売買ストラテジーが構築できるのはメリットの一つと感じるだろう。
・資金管理機能がない
オメガチャート(omegachart)の特徴である拡張キットを使って、どんなにプログラムを書こうとも、資金管理機能については実現することは出来ない。検証くんのページにて説明しているように、日本株全銘柄を対象にシステムトレードを行う場合は、この資金管理機能は必須といえる。
パイロン同様、50銘柄程度に銘柄数を絞った形で株システムトレードを実践するのであれば、オメガチャート(omegachart)でも不可能ではない。
むしろ、プログラミングが出来て、そのプログラムが正しいかを確認する手間や、間違えたときの損失リスクを許容するのならば、パイロンよりもストラテジー構築の自由度は高いためオメガチャート(omegachart)をチョイスするのもありだといえる。
しかし、全銘柄でのシステムトレードを行うのであれば、やはり検証くんが搭載しているような資金管理機能は欲しいところである。
・難易度が高いうえに、サポートがほとんど期待できない
XML言語を使ってのプログラミングは、一般投資家には敷居が高い。構築したシステムがオメガチャート上で動作したとしても、そこから得られた検証結果が正しいかどうかを、再度自分の目で検証する必要があるだろう。
また価格が安いこともあって、サポートについてはほとんど期待できない。
マニュアルも簡易なものに留まっているために、プログラミングに抵抗がない投資家以外は、オメガチャート(omegachart)を使いこなして、マーケットから利益を得るのは難しいといえる。
トレードというのは自身のお金をかけて行うものであり、システムトレードソフトは、利益をあげる上で、強力な武器である。
にもかかわらず、何かしらの疑問や不具合を抱えながら、使用しなければいけないというのは、個人的には大きなデメリットであると感じる。
・検証可能なデータ期間が短い
パイロン、検証くん、ともに1990年からの検証が行える一方、オメガチャート(omegachart)は1996年からと、若干短い期間での検証しか行うことが出来ない。
あまり昔の検証結果を重視しないというシステムトレーダーも多くいるが、長ければ長いにこしたことはないといえる。
ストラテジー構築の自由度が高い、使用料が安いというメリットはあるものの、検証作業を行うことへの敷居は高い上に、実際のトレード収益に直結する機能面もやや弱いといえる。
オメガチャートは数銘柄での検証作業や、どうしても自分自身で構築したいテクニカル指標があるという場合に選択肢になりうる存在である。
オメガチャート(omegachart)公式ホームページはこちらをクリック
一般投資家が、本当にシステムトレードを実践し、利益をあげたいということであれば、私としては検証くん、もしくはパイロンの使用をおすすめする。
オメガチャート(omegachart)は、マウス操作で検証可能な検証くんやパイロンを使用した後に、まださらに複雑なテクニカル指標を研究したいという場合に、チャレンジされることをおすすめする。